【図解で本要約】中島孝志「「数式思考」の技術」

会社経営のかたわら、経営コンサルタント、経済評論家、スクール講師などマルチに活躍する『中島孝志』氏の著書です。

ビジネスにおいて必要な考え方を数式を用いて表現した本です。

上記に当てはまるような方は是非読んでみてください。

本記事は、私が重要だと思ったことを要約して記載しています。備忘録として記載している部分もございますがご容赦ください

本書の要約

ビジネスを成功させる万能の数式

「知識×熱意+体験＆経験＝知恵」

パナソニックの創業者・松下幸之助さんの数式はいつの世にも変わらぬビジネスパーソンの羅針盤となっています

• 熱意をもって仕事に取り組め
• 常に問題意識を持ち、体験することを重要な経験と考えろ
• 自信の裏には謙虚な心

• 熱意をもって仕事に取り組め

「知識」だけでは成功することはできず、「熱意」がないといけません。

知識が豊富な人に限って評論家然として口先ばかりで体を動かしません。

逆に知識は半分しかなくても、熱意が他人を動かし、自分より知識や能力のある人を巻き込むことができるのです。

• 常に問題意識を持ち、体験することを重要な経験と考えろ

常に面白いことを探す姿勢を保ち続けることが問題意識につながり、その状態で体験することで自分の心に大きく響くのです。

• 自信の裏には謙虚な心

経営者として傲岸不遜になってはいけません。

自信と傲慢は紙一重です。

耳の痛い話や忠告をどれだけ笑顔で聞けるかが大切です。

在庫を制する者が経営を制す

「生産（仕入れ）量-販売量＝在庫」

企業経営において、生産と在庫は常に頭を痛めるテーマです。

生産が多ければたくさん売らなければならず、売らなければ在庫の山を築いてしまいます。

生産しなければ在庫は出ませんが、それでは肝心の売り上げが上がりません。

仕入れ（2個）で販売（2個）の場合、消化率（100％）です。

しかし、

仕入れ（10個）で販売（5個）では、消化率（50％）ですが売上は増えます。

このように、在庫を恐れて仕入れを減らしてしまうと、販売機会のロスにつながってしまいます。

この、残った5個をどのように売るかが創意工夫の見せ所です。

販売政策を見直したり、ディスプレイを工夫たり、単品管理を徹底することで残った5個を販売することができるのです。

作業時間をゼロにする

「作業時間×1/2×1/2・・・≒0」

トヨタ自動車の生産方式を支える中で、労働時間を常に短縮しようというカイゼン活動と呼ばれるものがあります。

例えば、これまでは自動車のボディをプレス加工するのに、複数の金型を使い分け、いくつもの工程を経て行っていました。

これを金型の仕様を工夫することで、1度のプレスですべての加工が可能になれば、作業時間は大幅に短縮します。

このような作業を様々な工夫で短縮する。日々少しずつ短くし続けることで、作業時間は限りなくゼロに近づいていくのです。

こうした意識の底流には、「タイム・イズ・マネー」の概念を徹底していることがあります。

生産性を向上させ、少人数化を目指し、余った人員を生産計画やカイゼン推進など別の部門に振り分けることができるのです。

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まとめ

本書を読むことで、ビジネスにおいて必要な考え方を数式を用いて学ぶことができます。

• 仕事のコツを知りたい人
• ビジネスの考え方を学びたい人
• 仕事を成功させたい人

上記に当てはまる方は是非読んでみてください。