対人恐怖症のサラリーマンだった『新井慶一』氏の著書で、筆者はフリーランス転身後『100%得する話し方』のメソッドを生み出し多くの人々をコーチングしています。そんな『新井慶一』氏が、今後会話で悩むことがなくなることを説いた本です。
- 日常の会話に不安を抱えている人
- コミュニケーションが苦手な人
- 顧客・友人・異性との会話を円滑にしたい人
上記に当てはまるような方は是非読んでみてください。
本記事は、私が重要だと思ったことを要約して記載しています。備忘録として記載している部分もございますがご容赦ください
本書の要約
「自分のこと」を話さないことに徹する
『99%の人は会話をするときに、相手の話を聞いていない』と『新井慶一』氏は謳っています。
「自分の番になったらどうしよう」とか「自分は次に何を話そう」と、自分が話すことばかり考えており、相手の話はまったく耳に入っていないのです。
一方で自分の話を聞いてくれる人に対しては大変興味を持ちます。
自分の話を聞いてくれる
↓
・興味を持つ
・大事な話をする
・好きになる
↓
恩返ししたい気持ちになる
つまり、相手の話を「本当に」聞くことで、1%の重宝される存在になれます。
そのために必要なこととして下記の3点を上げています。
- 自分に話を振らせない
- 相手に9割話させる
- 相手に気持ちよくなってもらう
例え話すことが苦手な人でも聞くことはできます。全力で聞くことに徹してください。
自ら舞台から降り、スポットライトを当てる側にまわることでその人から重宝される存在になることができるのです。
- 自分に話を振らせない
- 相手に9割話させる
- 相手に気持ちよくなってもらう
相手に9割話させるためには
それでは、「1%の重宝される存在になるために」「相手に9割話させるために」何をすれば良いのでしょうか。
具体的なテクニックを6つピックアップしました。
1.聞き手である「会話の舞台から降りる」
時に苦手な相手と話さなければならないことがあると思います。その際、「この人はもうすぐ死んでしまうんだ」と思い込んでください。
どれだけ苦手な人でも、「死ぬ間際に自分に時間を使ってくれてありがとう」と思えるようになります。
2.「合いの手」をマスターする
は・ひ・ふ・へ・ほの法則をオススメしています。
- 「はあーー!」
- 「ひぃーー!」
- 「ふーん」←あまりオススメしない
- 「へぇーー!」
- 「ほぉーー!」
驚きや共感を示す言葉を使うことで相手が話を進めやすくなります。特に電話やオンライン環境ではオーバーリアクションで行うことをオススメしています。
3.「ペーシング」をマスターする
相手の話すスピードに合わせて合いの手のスピードを変えてください。
そうすることで、合いの手の効果が増し、短時間で空いてのハートをつかむことができます。
- 早口の人:「はい! はい! ほー!」
- ゆっくりの人:「そうですよねーーーー。」
4.「オウムリターン」をマスターする
相手の言葉をそのまま返してください。それだけで相手の会話は前のめりになります。
- 話し手:「あいつ全然飲み会来ないんだよ。」
- 聞き手:「飲み会に来ないんですかー」
ただし、オウム返し後に自分の意見を加えてしまうと話し手の会話が利き手の意見に代わってしまう場合がるため注意してください。
5.トコトン褒める
相手をトコトン褒めることで、相手を立て、プライドをくすぐり、もっと話したいと思わせる環境を作り上げることができます。
- 「そんなの聞いたの、初めて!」
- 「最高に面白いです!」
- 「それ、素敵です!」
6.「オーバーリアクション」をとる
人は目で動くものを追いかける習慣があります。
オーバーリアクションをとることで、あなたに向かって話してくれやすくなります。
「仰け反ったり」「前のめりになったり」「首を大きく使って相槌を打ったり」とにかく大きくリアクションをとってください。
- 聞き手である「会話の舞台から降りる」
- 「合いの手」をマスターする
- 「ペーシング」をマスターする
- 「オウムリターン」をマスターする
- トコトン褒める
- 「オーバーリアクション」をとる
実際に得する話し方を活用することで
実際に得する話し方を活用することによる効果をいくつか紹介します。
- 興奮気味の上司と話すとき
怒っている興奮気味の上司と話す際、無茶をいう上司に対してオウムリターンで自分の無茶さ加減を知らしめることができます。
- 上司:「顧客がすごい怒ってるから事情説明してきて」
- 聞き手:「すごい怒ってるんですね」
- 上司:「ほかの人の方が良いかもしれないな…」
オウムリターンには、相手の頭のなかを整理させる効果・自分の無理難題を露呈させる効果があり、上司の無茶ぶりを回避できるかもしれません。
- 部下や生徒と話すとき
部下や生徒と話す際、意図的に相手に話をさせることで自発的に動くようになります。
- 教師:「進学先はどこにしたいの?」
- 生徒:「医学部を考えています。人の役に立ちたいので」
- 教師:「へー!人の役に立ちたいんだ」
- 生徒:「はい!頑張ります!」
人は他人が言ったことではなく、自分が言ったことに納得して行動を起こします。
自ら前向きにとらえてもらうことで自発的に動いてもらえます。
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本書を読むことによって、相手に会話をさせることができ、今後会話で悩むことを無くしていくことができます。
- 6つのテクニックを効果的に使う
- 相手に9割話させる
- 相手の話を「本当に」聞くことで、1%の重宝される存在へ
テクニックの具体的な使用例なども挙げており、とても参考になる本です。
- 日常の会話に不安を抱えている人
- コミュニケーションが苦手な人
- 顧客・友人・異性との会話を円滑にしたい人
上記に当てはまる方は是非読んでみてください。
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