【図解で本要約】大石哲之「コンサル一年目が学ぶこと」

本要約
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コンサルティング会社に入社後、独立し現在は経営のコンサルティング、コンサルタントのキャリア支援を行っている『大石哲之』氏の著書です。

ベンチャー企業を上場させた方や、政治家に転身された方など、多くの方の取材をもとに、仕事に役立つ30個の重要スキルをまとめた本です。

こんな人にオススメ
  • 社会人一年目でこれからの社会人生活に不安を抱えている人
  • 十年目前後の中堅社員となり普遍的なスキルを学びたい人
  • 仕事が上手くいかず悩んでいる人

上記に当てはまるような方は是非読んでみてください。

本記事は、私が重要だと思ったことを要約して記載しています。備忘録として記載している部分もございますがご容赦ください

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本書の要約

相手が理解できるように話す技術

まずはコミュニケーション面での重要なスキルを挙げていきます。

  • 結論から話す

ビジネスの世界においては、短い時間で相手に必要なことを伝えることが大切です。

結論から話すためには「PREP法」で話すことがオススメです。

  1. P=結論(Point)
  2. R=理由(Reason)
  3. E=具体例(Example)
  4. P=結論(Point)

このようにPREP法を用いることで物事をシンプルに明確に伝えることができます。

報告書や日常のメールはもちろん、上司とのやり取りや会議においても意識して活用してみましょう。

  • 数字という事実で語る

物事を説得力あるものにするためには、自分の体験談や気の利いた言葉ではなく「数字」で事実を伝えることが大切です。

✕:感覚で物事を伝える(例:顧客の大半は女性なので女性をターゲットにすべき)
○:数字の事実を伝える(例:顧客の90%は女性なので女性をターゲットにすべき)

上記のように数字の事実を伝えた方が説得力があり、人を納得させることができます。

相手の知らなかった事実を数字で示すことで価値を認めてもらうことができるのです。

  • 相手が理解できるように話す

論理の組立を相手は何も知らないという前提で考えましょう。

✕:話の前提、根拠を省く
○:話の前提・根拠から説明する

どれだけ下調べしていても、どれだけキレイな資料を準備しても、相手が理解できていなければ何の意味もありません。

特に自分自身はその資料を何度も目を通しているため誰にでも理解できるものと思いがちです。

自分では常識と思っていることでも、相手は何も知らない前提でゼロから話すようにしましょう。

  • 相手の期待値を把握する

顧客や上司の期待を上回る成果を上げることがビジネスの秘訣です。

そのために、まずは相手の期待値を把握することが大切です。

  • 仕事の背景や目的
  • 具体的な成果イメージ
  • クオリティ
  • 優先順位、緊急度(期日)

たとえ曖昧な仕事の指示をされても上記のような求められている期待値を把握し、それ以上の成果を出すことを心がけましょう。

コミュニケーションの重要スキル
  • 結論から話す
  • 数字という事実で語る
  • 相手が理解できるように話す
  • 相手の期待値を把握する

効率よく仕事を進めるための思考術

続いて、論理思考や仮設思考などの仕事で重要な考え方を挙げていきます。

  • 考え方を考える

いきなり作業に入るのではなく、作業に入る前に手順を考えましょう。

手順を考えた段階で合意をとってから作業に入ることで無駄な作業をせずに済みます。

  1. どのように考えたら答えが出るのか手順を考える
  2. 手順を考えた段階で合意をとる
  3. 細部の作業を進める

このように事前に手順を考えることで、作業の全体像を掴むことができます。

また、関係者とも作業の合意がとれているため、後出しの要求やどんでん返しを防ぐことができます。

  • ロジックツリーで漏れなく、ダブりなく、論点を洗い出す

大きくて複雑な問題を、ロジックツリーを使うことで小さな問題に分解することができます。

そして、それぞれの小さな問題を分析することで全体の答えを出すことができます。

  1. 論点を整理・分解する(漏れなく・ダブりなく)
  2. 各論点を数値分析する
  3. 項目の重みづけをする
  4. アクションに落とし込む

ロジックツリーを使う場合には「漏れなく、ダブりなく論点を洗い出す」ことが大切です。

一度作成したロジックツリーに漏れている項目がないか、重複している項目がないか、再度見直すようにしましょう。

  • 事実・解釈・アクションを区別する

話の筋を通すために、事実・解釈・アクションの3つを漏らすことなく、混同させることなく提示するようにしましょう。

  • 事実:データなどのグラフや事例の記事
  • 解釈:事実から何が言えるのか
  • アクション:解釈を基に起こすべき具体的なアクション

上記3点はどれが抜けていてもいけません。

事実だけでは「だから何?」となりますし、アクションだけでは「なぜそうなるのか?」が分かりません。

明確な根拠を提示するためにも事実・解釈・アクションの3点はセットで提示するようにしましょう。

  • 仮説⇒検証⇒フィードバックのサイクルを回す

問題の本質に効率よく迫るために、仮説⇒検証⇒フィードバックのサイクルを回すことが大切です。

  • 仮説:予想できる範囲で仮説を持って調べるポイントを絞り込む
  • 検証:仮説が正しいかリサーチを行う
  • フィードバック:正しければ詳細なデータを作る、間違っていれば新しい仮説を提示する

このように仮説立てて検証を行うことで、意思決定のスピードを早めることができるのです。

考え方の重要スキル
  • 考え方を考える
  • ロジックツリーで漏れなく、ダブりなく、論点を洗い出す
  • 事実・解釈・アクションを区別する
  • 仮説⇒検証⇒フィードバックのサイクルを回す

効率的に作業を進めるためのデスクワーク技術

個人で作業を行う際に重要なことをまとめてあります。

  • 議事録は決定事項を簡潔に

文書作成の基本である、議事録の書き方についてです。

ポイントとしては、発言の記録を残すのではなく後日の証拠となるものを記載しましょう。

  • 決まったこと
  • 決まらなかったこと
  • 確認が必要なこと
  • 次回に向けて誰が何をするか

✕:発言録(単なる会議内容の文字起こし)
○:決定事項を簡潔に書く

会議の中で何が決まったのか、何が決まらなかったのか、これから誰が何をしないといけないのかが明確になるような議事録を作成しましょう。

  • パワーポイントはシンプルに

言いたいことが明確で、シンプルで、見やすい資料を心がけましょう。

✕:たくさんの内容を1枚の資料に詰め込む
○:ワンスライド・ワンメッセージ

言いたいことを記載するのではなく、聞き手・読み手がわかりやすい資料を作成することが大切です。

そのためにも1枚の資料には「根拠となる数字や事実+自分の解釈・主張」のみにとどめるように意識しましょう。

  • 課題管理表を作成する

プロジェクトを管理するにあたり「誰が」「何を」「いつまでに」しないといけないのか、明確に管理しないといけません。

そのような場合、プロジェクト進行上の課題をリストアップして関係者が進捗や状況を確認しあう「課題管理表」を作成することが大切です。

  • カテゴリ
  • 課題
  • 方向性
  • 担当者
  • ステータス
  • 期日

上記のような項目を一覧表にすることで作成できます。

特に「担当者」「期日」「方向性」を明確にすることで、全体進捗を確認することができるので大切です。

デスクワークでの重要スキル
  • 議事録は決定事項を簡潔に
  • パワーポイントはシンプルに
  • 課題管理表を作成する
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まとめ

本書を読むことによって、仕事に役立つ重要スキルを押さえることができ、コンサル会社に勤めている社員に限らず、仕事を効率的に進めることができるようになります。

まとめ
  • 相手が理解できるように話す技術
  • 効率よく仕事を進めるための思考術
  • 効率的に作業を進めるためのデスクワーク技術

実際のスライド例も提示しているため、ビジュアル的にも非常に分かりやすい本です。

  • 社会人一年目でこれからの社会人生活に不安を抱えている人
  • 十年目前後の中堅社員となり普遍的なスキルを学びたい人
  • 仕事が上手くいかず悩んでいる人

上記に当てはまる方は是非読んでみてください。

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