アメリカの著作家『ジョージ・サミュエル・クレイソン』氏の原作を基に、漫画『坂野旭』氏、企画・脚本『大橋弘祐』氏によって漫画化された著書です。
お金を貯め・守り・増やすためにどのような行動をとるべきか、人間が幸福になるための心理を説いた本です。
- お金を貯めることが苦手で毎月の給与をすべて使ってしまう人
- 老後に向けた資産形成を考えている人
- お金の勉強をしたいが何から始めればよいか分からない人
上記に当てはまるような方は是非読んでみてください。
本記事は、私が重要だと思ったことを要約して記載しています。備忘録として記載している部分もございますがご容赦ください
本書の要約
収入の十分の一を貯金する
お金を増やすためにまず「収入の十分の一を貯金する」ことをが大切です。
人々は自分が働けなくなる老後に向けて貯金をしていきます。
今の時代65歳まで働くと考えた場合、65歳から90歳までの25年間(300ヶ月)を生活できるだけの資産が必要です。
具体例を挙げます。
個人差はあると思いますが、年金でが毎月14万円支給されるとします。
- 毎月15万円の生活
年金との差額:1万円×老後期間:300ヶ月=必要資金:300万円
- 毎月20万円の生活
年金との差額:6万円×老後期間:300ヶ月=必要資金:1800万円
上記のように、老後安心して生活するためには貯金をしなければなりません。
難しいようにも思えますが、収入の十分の一を貯金できれば困難な数字ではありません。
サラリーマンの生涯年収を2.5億円とします。
そのうちの1/10を貯蓄にまわすことができれば、2500万円を貯めることができます。
これだけで上記の毎月20万円の生活に必要な条件はクリアです。
さらに貯蓄額を2/10に増やせば5000万円。その貯蓄を資産運用すればさらに+αの資産を得ることができます。
つまり老後の資金を問題なく貯えることができるのです。
欲望に優先順位をつける
ではどうすれば収入の十分の一を貯金できるでしょうか。
筆者は「欲望に優先順位をつけて、叶えられない欲望をあきらめる」ことが大切であると謳っています。
車の購入を例に挙げてみます
車を購入するにあたって、フェラーリやベンツなどの高級車の購入を検討していたとします。
これをトヨタやホンダなどのコンパクトカーに変更して生活水準が変わるでしょうか?
どちらも「目的地に移動する」という車の目的は果たすことができます。
もちろん、昔から高級車でドライブすることが夢で優先順位が非常に高い方は購入すれば良いと思います。
ですが、特にこだわりもない方であれば、コンパクトカーでも目的地に移動でき、生活水準は変わらないのです。
このように、自分の中で欲望に優先順位をつけ、優先順位の低い欲望は諦めつつ生活水準はを維持しましょう。
ほかにも、高級ブランドの衣料品やスマートフォンの新機種の購入など、本当に必要なモノなのか考えなおしてみましょう。
上記を実践すれば、たとえ収入の十分の一を貯金したとしても今の生活水準が大きく下がることはないはずです。
- 高級車、高級ブランド
- 最新スマートフォン、最新家電
- サブスクリプション商材
貯えた金を投資し働かせる
さらにお金を増やすために「貯金した収入の十分の一を、金が自ら働くよう投資する」ことが大切です。
現代においては「金」や「FX」ではなく、「世界経済の成長に投資する」ことを勧めています。
具体的には、「外国株式のインデックスファンド」を分散投資し長期運用することです。
世界経済は長期で見ると右肩上がりで成長しており、それに伴い株価も上がり続けています。
一社に集中して株を購入することや、一度にまとめて株を購入した場合、その会社の業績悪化やリーマンショックのような不況が訪れた際のリスクが大きいです。
世界経済全体に分散して投資することができれば、一時的に不況が訪れても20年後、30年後には資産が上がっていくだろうと考えることができます。
実際に2009年から10年間で外国株式のインデックスファンドの株価は2倍となっています。
つまり、貯めたお金を投資することでさらに増やすことができるのです。
✕:金・FX・不動産
⇒需要と供給のバランスで値段が決まるため、安定性が少ない
◎:株(外国株式のインデックスファンド)
⇒分散投資し、長期運用することで安定した運用が可能
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本書を読むことによって、お金を貯め・守り・増やすためにどのような行動をとるべきか理解し、お金持ちへの第一歩を踏み出すことができます。
- 収入の十分の一を貯金する
- そのためには欲望に優先順位をつける
- 貯金したお金を投資し働かせる
本書のほとんどの内容が漫画で描かれており、字を読むことが苦手な方でも難なく読み切ることができます。
- お金を貯めることが苦手で毎月の給与をすべて使ってしまう人
- 老後に向けた資産形成を考えている人
- お金の勉強をしたいが何から始めればよいか分からない人
上記に当てはまる方は是非読んでみてください。
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