どん底だったメガネチェーン店「オンデーズ」の買収を持ち掛けられ、奇跡のV字回復で蘇らせた経営者で、そのストーリーを小説にした『田中修治』氏の著書です
オンデーズがどのようにして経営を回復させたか、そこにどれだけの苦難があったのか知ることができる本です。
- 人生を変えたい人
- 経営者の裏側を知りたい人
- 自分も経営者を目指したい人
上記に当てはまるような方は是非読んでみてください。
本記事は、私が重要だと思ったことを要約して記載しています。備忘録として記載している部分もございますがご容赦ください
目次
本書の要約
破天荒フェニックスとは
倒産寸前のメガネチェーン店「オンデーズ」の買収を持ち掛けられ、人生を変えるチャンスを掴むためにオンデーズに飛び込んでいくことを決意した『田中修治』氏の物語です。
オンデーズという企業の再生に携わる形で過ごした10年間のうちの7年間を切り取り、起こった事実をもとに物語にしています。
オンデーズは元々、巨額の債務超過に陥っており、14億円という巨額の負債を抱え毎月2000万円の赤字を続ける会社でした。
そんな破産寸前なオンデーズを田中氏は個人で買収し、企業再生に力を注ぎます。
田中氏が社長に就任する前の経営幹部との対立や、度重なる資金繰り等の苦難の連続に直面しながらもギリギリのところで危機を乗り越え続けます。
そして現在では、見事経営も回復し、業界上位の企業となっております。
倒産寸前のメガネチェーン店「オンデーズ」という企業の再生に携わる形で過ごした10年間のうちの7年間を切り取り、起こった事実をもとに物語
度重なる苦難の連続
前経営幹部との対立
これまでの社長から、いきなり「大株主の新社長」として30歳の若者を紹介されたが、快く受け入れられることはありませんでした。
「部下に対する態度の指導」「オフィスの壁に掲示した会社のスローガン」事あるごとに不満をぶつけられ、田中氏と対立することが多々ありました。
その度に田中氏は理解は得られずとも自分の主張を淡々と説明します。
結局この前経営幹部やその周りの管理職や中堅社員も立て続けに辞めていきました。
資金繰りとの格闘
田中氏社長就任した初月から1,000万円の資金ショートが予想されました。
今から銀行に融資の申し込みをしても間に合わないため、月末の全ての支払い予定を一覧にし、支払いを待ってもらえそうな取引先に頭を下げることになります。
田中氏の社長就任前からの経営幹部には非協力的な態度を示されながらも一件一件、資金繰りにあたっていくことになりました。
これは就任初月の話のみではありません。
銀行からは新規融資の申し込みを断られるなど相次ぐ資金面での苦難を乗り越えることとなります。
前経営幹部との対立
⇒「部下に対する態度の指導」「オフィスの壁に掲示した会社のスローガン」等田中氏の言動に対して不満を露わに
資金繰りとの格闘
⇒「毎月の資金ショート」「銀行からの新規融資停止」による資金面での苦難
オンデーズを経営回復させた施策
全品半額オープンセール
店舗数だけでみると、スリープライスメガネのチェーン店において業界3位のポジションにいるものの、出店立地のほとんどが地方の商業施設であったため「知名度不足」という課題がありました。
この「知名度不足」の対策として「新店舗オープンセール店内商品全品半額!」という破天荒な施策を打ち出します。
もちろんその分利益率は下がってしまうものの、現在の3倍の本数が売れれば利益額は確保できるという計算です。
この全品半額セールは的中し、最初のオープンセール実施店舗から店の前に長蛇の列ができ、その後の店舗でも成功を収めることができました。
海外進出
店舗数を増やし売上利益は伸びてきているものの、いまだ競合他社にはシェアを奪われている状況でした。
そのような状況で参加した商業施設の展示会において、シンガポールのブースに出会い海外進出を決意します。
もちろん、資金面の問題に加え、言語の問題、現地における知名度の問題、国の制度の問題が立ちはだかりますが、それらの苦難を乗り越えつつも無事出店を果たすことができます。
オンデーズの持つ価格の安さ、20分で商品ができる強みをアピールし、無事海外進出においても成功をおさめます。
この流れのまま、台湾等その他の海外にも進出し成功を収めました。
全品半額オープンセール
⇒「知名度不足」の対策として実施。施策後オープン初店舗から成功
海外進出
⇒「競合他社との販路差別化」の対策として実施。シンガポール・台湾などに進出
本書を読むには
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本書を読むことによって、経営者の苦難やどのように乗り越えたかを知ることができます。
- 倒産寸前のメガネチェーン店「オンデーズ」という企業の再生に携わる形で過ごした10年間のうちの7年間を切り取り、起こった事実をもとに物語
- 「前経営幹部との対立」や「資金繰りとの格闘」を乗り越え経営再生を成功させる
実体験をもとにした物語で、とても参考になる本です。
- 人生を変えたい人
- 経営者の裏側を知りたい人
- 自分も経営者を目指したい人
上記に当てはまる方は是非読んでみてください。
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