【図解で本要約】髙橋洋一「経済学入門」

本要約
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財務省入省後、「ふるさと納税」や「ねんきん定期便」などの数々の政策提案・実現をしてきた『髙橋洋一』氏の著書です。

たった一つの図だけで経済を理解できるようになる本です。

こんな人にオススメ
  • 経済の仕組みを知りたい人
  • ニュースを理解できるようになりたい人
  • 経済が分からない人

上記に当てはまるような方は是非読んでみてください。

本記事は、私が重要だと思ったことを要約して記載しています。備忘録として記載している部分もございますがご容赦ください

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本書の要約

経済の9割は需要と共有の図で理解できる

一般社会で知っておくべき経済を理解するには、「需要と供給の図」を知っておくだけで十分です。

私たちの暮らしに関する経済を理解するのに必要なことは、「物価変動」と「経済政策」だけであり、それは「需要と供給の図」一つで説明できます

あらゆるものには市場があり、消費者と生産者が、「いくらで売り買いするか?」を決めています。

需要(消費者)は「より安く買いたい」と考え、供給(生産者)は「より高く売りたい」と考えます。

この需要曲線と供給曲線が交わるポイントが「モノの値段」となります。

需要と共有の図
  • 需要曲線…消費者は「より安く買いたい」
  • 供給曲線…生産者は「より高く売りたい」
    ⇒需要曲線と供給曲線が交わるポイントが「モノの値段」となる

モノの値段はどのように決まるのか

モノの値段が動くのは「需要の変化」「供給の変化」の2つの要因があります。

  • 需要の変化…特定のモノを買いたいという人が増えたか減ったか
    • 「買いたい」という人が増えると、需要曲線は右にシフトし、モノの値段は上がります。
    • 「買いたい」という人が減ると、需要曲線は左にシフトし、モノの値段は下がります。
  • 供給の変化…生産者が作るモノの数は増えたか減ったか
    • 「モノの数」が増えると、供給曲線は右にシフトし、モノの値段は下がります。
    • 「モノの数」が減ると、供給曲線は左にシフトし、モノの値段は上がります。

このように、価格変動には「需要の変化」と「供給の変化」という2つのメカニズムが働きます。

この時に、ただ価格が変動したという現象だけを見るのではなく、その背景まで思いを馳せてみることが重要です。

経済を通じて世の中を読むというのはこういうことなのです。

モノの値段はどのように決まるのか

モノの値段が動くのは「需要の変化」と「供給の変化」の2つの要因

  • 需要の変化…特定のモノを買いたいという人が増えたか減ったか
  • 供給の変化…生産者が作るモノの数は増えたか減ったか

世の中全体の経済

世の中全体の経済をとらえる際には、個人・企業のみならず、政府が加わることとなります。

経済状況が悪くなった時に日銀に指示をして金融政策や政府みずから財政政策を行うことで経済を上向かせようとします。

  • 景気が悪くなったら=デフレになりすぎたら
    ⇒総需要曲線を右にシフトさせる手法をとる
    • 【政策】
      • 減税
      • 財政支出(公共投資にお金を使う)
      • 金融緩和(日銀が金利を下げる)
  • 景気が過熱しすぎたら=インフレになりすぎたら
    ⇒総需要曲線を左にシフトさせる手法をとる
    • 【政策】
      • 増税
      • 緊縮財政(公共投資にお金を使わない)
      • 金融緊縮(日銀が金利を上げる)

このように、臨機応変に金融政策と財政政策を行い、物価をちょうどいいところに調整し、ほどよいペースの経済成長を目指すのです。

世の中全体の経済
  • 景気が悪くなったら=デフレになりすぎたら
    (減税・財政支出・金融緩和)
  • 景気が過熱しすぎたら=インフレになりすぎたら
    (増税・緊縮財政・金融緊縮)
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まとめ

本書を読むことで、経済の基本について学ぶことができます。

まとめ
  • 経済を理解するのに必要なのは、「物価変動」と「経済政策」だけであり、それは「需要と供給の図」一つで説明できる
    • 需要曲線…消費者は「より安く買いたい」
    • 供給曲線…生産者は「より高く売りたい」
      ⇒需要曲線と供給曲線が交わるポイントが「モノの値段」となる
  • 経済の仕組みを知りたい人
  • ニュースを理解できるようになりたい人
  • 経済が分からない人

上記に当てはまる方は是非読んでみてください。

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