電通、日本IBMなど複数組織を渡り歩き、現在は株式会社Eight Arrows代表取締役、株式会社アイデミー執行役員を務める『河野英太郎』氏。
オリンピックメダリストであり、メンタルトレーニング上級指導士の『田中ウルヴェ京』氏の著書です。
ビジネスパーソンにおける、アスリートのような「より高いパフォーマンスをあげるためのメンタルマネジメント」について記した本です。
- いざという時に成果を出せない人
- メンタルを安定させたい人
- 高いパフォーマンスを発揮したい人
上記に当てはまるような方は是非読んでみてください。
本記事は、私が重要だと思ったことを要約して記載しています。備忘録として記載している部分もございますがご容赦ください
本書の要約
自分に気づくコツ
「セルフアウェアネス」=「自分自身に気づく」ことはメンタルマネジメントの基盤です。
セルフアウェアネスを高めることは、自分という人間が「何を感じ、どう考え、どんなふうに行動する人間なのかに気づく」ということで、「自分に自信を持つ」ということの意味がわかり、自分ならではの実力を発揮する方法が分かるようになります。
- 「やる気のもと」を見つめ直す
「心が折れてしまう」状態を避けるために、自分のモチベーションを見つめ直す機会を持つことは大切です。
- 外発動機:お金や評価など周りから与えられる刺激によるやる気
- 内発動機:納得感や幸福感など内面からでたやる気
どちらも物事を進める原動力となりますが、今の日本では内発動機が求められています。
内発動機で動いていれば、自分の納得がいくまで様々な工夫ができるのです。
- 4つの感情を知る
感情は4つの分類に分けることができ、「感情の四象限」として区分けします
- 第一象限(ドキドキのプラス):「楽しい」「わくわく」「うれしい」
- 第二象限(ドキドキのマイナス):「むかつく」「恐ろしい」「緊張する」
- 第三象限(落ちつきのマイナス):「落ち込んでいる」「疲れた」「だるい」
- 第四象限(落ちつきのプラス):「リラックス」「平穏」
物事が進歩する原動力は②の「ドキドキのマイナス」がきっかけになることが多いです。
これら4つの感情を知り、使い分けることで、あらゆる場面への対処の準備が整います。
自分自身に気づくことで自分ならではの実力を発揮する方法が分かるようになる
- 第一象限(ドキドキのプラス):「楽しい」「わくわく」「うれしい」
- 第二象限(ドキドキのマイナス):「むかつく」「恐ろしい」「緊張する」
- 第三象限(落ちつきのマイナス):「落ち込んでいる」「疲れた」「だるい」
- 第四象限(落ちつきのプラス):「リラックス」「平穏」
⇒これら4つの感情を知り、使い分けることで、あらゆる場面への対処ができる
理想のパフォーマンスを生み出すメンタルのコツ
理想のパフォーマンス状態というのは、心理的、身体的にどれだけ準備ができているかと大きくかかわっています。
人にはそれぞれに最適な心的エネルギーゾーンというものがあり、最適なゾーンをキープすることで理想のパフォーマンスを発揮できます。
もし、心的エネルギーが高すぎる状態にあれば、意図的にリラックスしエネルギーを落とす必要があり、逆に低すぎる状態にあるならサイキアップしてエネルギーを上げなければなりません。
さまざまな条件のもと、自分のパフォーマンスを最も良い状態に持っていくための行動を目指しましょう。
- うまくいった状態を知る
継続的に高いパフォーマンスを上げ続けるために、過去の経験を冷静に分析しましょう。
なぜ当時上手くいったのか、どういう行動が失敗の原因だったかを自分なりに理解します。
自分にとってのピークパフォーマンスの状態はどんな時なのか?その時の心理状態、環境、あなたのとった行動はどんなものだったのか?分析し、知るようにしましょう。
- 呼吸の仕方を変える
ピークパフォーマンスにはそれに合った「緊張感」、違う言い方をすると「脈拍」が必要です。
リラックスしすぎている場合には「意図的に呼吸を速めてみる」ことでテンションが上がってきます。
一方、戦闘状態が長く続きすぎている場合には、「深く長い呼吸をする」ことで気持ちや体も落ち着いた状態に持っていくことができます。
このように、呼吸の状態とパフォーマンスの関係は深いのです。
最適な心的エネルギーゾーンをキープする
- 高すぎる状態:意図的にリラックスしエネルギーを落とす
- 低すぎる状態:サイキアップしてエネルギーを上げる
感情をコントロールするコツ
感情とは、ある刺激に対して人が何らかの評価を自分の中でしてから起こる主体的な反応のことです。
スキルさえ身につければ、その反応はかなりコントロール・調整ができます。
- 自分の感情が四象限のどこに当てはまるか気づく
- 自分はどの感情の領域で過ごしたいかを考える
- 領域を動かす対処行動をとる
例えば、現在第四象限(落ちつきのプラス)にいるが、第一象限(ドキドキのプラス)にいた方が良い時には、交感神経を上げるような対処行動をとるようにします。
このように意図的に交感神経を上げるような対処行動をとるというスキルこそがコントロールすることとなります。
- 自分の感情が四象限のどこに当てはまるか気づく
- 自分はどの感情の領域で過ごしたいかを考える
- 領域を動かす対処行動をとる
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本書を読むことでアスリートのような「より高いパフォーマンスをあげるためのメンタルマネジメント」をするコツを学ぶことができます。
- より高いパフォーマンスをあげるためのメンタルマネジメントを行うためには以下の行動をとる
- 自分の感情が四象限のどこに当てはまるか気づく
- 自分はどの感情の領域で過ごしたいかを考える
- 領域を動かす対処行動をとり、最適な心的エネルギーゾーンをキープする
- いざという時に成果を出せない人
- メンタルを安定させたい人
- 高いパフォーマンスを発揮したい人
上記に当てはまる方は是非読んでみてください。
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